白糠町の西の端、音別町との境界にパシクル(馬主来)沼があります。
パシクル沼
DSCF3079.jpg
この沼は海とつながっているのですが、潮が引くとシジミが沢山取れるので、シジミ取りを楽しむ人もいるそうです。
またこの沼の上を道路や線路が走るため、人為的に海水をせき止めて水位を下げることもあるんだそうです。

今回、このパシクル沼である観察会が行われました。
沼に近づいていくと・・・
DSCF3045.jpg
なにやら重機のようなものと人の姿が見えます。
DSCF3043.jpg
こちらに手を振っています、これは行くしかありません^^

国道から下りて草の中を進んでいきます。
DSCF3051.jpg
このあたりは谷地なのでぬかるんだところもあります。もちろん長靴です!

そして現場にたどり着いてみると、大きな穴が!そしてその中に人!(@_@)
DSCF3055.jpg
落とし穴ではありません。

その壁面が今回のテーマです。
DSCF3057.jpg
これなんだかわかりますか?全部貝なんです。

沼を覗いてみると・・・
DSCF3063.jpg
貝がびっしり!

実はこのパシクル沼は昔、海だったところで、その頃に生きていた貝が層になっているのを見ることが出来るんです。
今回、地質の専門家の方がこのパシクルの地層についての講演を白糠高校で行い、実際に観察するのがこの場所というわけです。
DSCF3054.jpg

DSCF3067.jpg
これがここに埋まっている貝。大きいのは真ガキで25センチほどあります。
DSCF3061.jpg
手に持つと大きさがわかりますね。

これは人が食べて捨てたものではなく、海の中で生きていたものがそのまま層になったものなんだそうです。
カキは生きているときはタテの状態でどんどん増えて大きな株を形成するそうです。
このパシクルで見られる一番古い層は約7,000年も前だそうです。

さらにこの貝の中にはもともと暖流系の貝で、現在の北海道には生息していないものもあることから、大きな環境の変化があったことが考えられます。
またカキがタテに並んでいる上に横になったカキの層もあり砂や石が混じっていることから、何かしらの自然現象(津波など)によるということも考えられるそうです。

パシクル沼の水が引いたときには、穴を掘らなくてもこの層がはっきり見えるということで、そういったことも地質学的には大変珍しく、研究としてもとても貴重なものなんだそうです。

この層についてはまだまだこれから解明という部分も多いということで、もしかしたらもっとすごい事実がわかるかもしれません。
白糠はもともと上茶路の辺りまで海だったということですから、こういったものがあっても不思議ではないということでしょうか。鍛高譚の畑のあたりも海?と考えるとすごいことですね。
昔の白糠を見てみたいなー。


ちなみに私がカキの層を見て、最初に思ったことは「こんなにあったら食べきれないよなー」ということは内緒です^^











関連記事
コメント:

私は隣町の音別町に住んでるんですが、
厚岸のカキは、元々パシクルにあった物で、
アイヌ同士の抗争で、白糠のアイヌが負けて、
厚岸に全て持っていかれたと言う事を聞いた事があります、本当かどうかは解りませんが、どうなんでしょう?

kazさん

コメントありがとうございます。
そんなお話があったんですね。知らぬかった!
でも厚岸にも同じようなカキ礁は存在するんだそうです。
でも白糠でも取れたということは間違いないでずよね。
ううむ、残念です。
トラックバック:
トラックバック URL
コメント:フォーム
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

Gab

Author:Gab
縁あって白糠町で働くことになり、
2011年5月に引っ越してきました。

白糠町、そして釧路管内の魅力をたくさんご紹介したいと思います。

※現在、ブログへのコメントは承認制とさせていただいておりますのでコメントの表示に少し時間がかかる場合があります。
どうかご了承下さい。

知らぬかった!カウント
合計カウント数
現在の閲覧者数    
検索フォーム
QRコード
QR

Page Top
Powered by FC2 Blog | | Template Design by スタンダード・デザインラボ