白糠に来て6年、すぐ近所にあったのに、いつも煙突から上がる煙を見ていたのに足を踏み入れたことのない場所がありました。

(正確に言うと、「休憩室」にしか足を踏み入れたことのない場所」ですが)

このたび、私が潜入したのは・・・

「札鶴ベニヤ株式会社」の白糠工場と恋問工場です。

本社は斜里郡清里町にある会社の工場が白糠に2つもあるわけです。林業が盛んな町ならではですね。

実はこの札鶴ベニヤさんで作っている合板が庶路小中学校(仮称 庶路学園)で使われるという情報を耳にし、問合せたところ、たまたま取引先の工場見学の予定があるということで、私も同行させていただけることになったというのが経緯です。
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工場のそばを通るといつも見えるのは工場の建物と、このように積まれた木材
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それ以外、なにも知識のないまま、図々しくお邪魔しました。

これは木の表面を荒削りする機械だそうです。
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この時は動いていませんでした。

このきれいな丸太はなに?と思いながら、白糠工場の中へ
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早速、作業をしている方が。

一般的には角材を仕入れてベニヤ(単板)にし、合板を作る工場が多いそうですが、この工場では原木から完成品までの作ることの出来る、全国でも数少ない工場なんだそうです。

合板を作るにはかなりの工程数があるので、ダイジェストでご紹介します。

ここでは原木を大根のかつらむきのように削って薄い板にしていきます。
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ここで先ほど見た、木の芯の部分が出ます。
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これは材料としては使わないので、加工のための燃料となるそうです。

それを色あわせし、
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細いものはつなぎ合わせて決まった幅にします。
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それを芯材に貼り、
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プレスをかけると、
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こうなります。

これのフチをキレイにカットして、やすりをかけ、
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最終チェックをして、よごれや傷があれば手作業で磨きます。
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こうして出来上がったものが、全国へと運ばれていきます。
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このほかにも、音楽室などで見るこれ!
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有孔合板も作られていました。

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板の大きさが伝わるでしょうか。

さらに恋問工場では、塗装をかけた床材や壁材を作っています。
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これを見るとイメージがわくでしょうか。
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全国でもここでしか作れないという技術をたくさん持っていて、東京の有名な施設や高級マンションの材料などもここで開発し、製造しているそうです。

まさに日本の最先端技術が、白糠にあるということです。

ベニヤと聞くと、ただ木を薄くした1枚ものというイメージですが、ここで作っているのは合板(PLYWOOD プライウッド)で、しかも長い歴史の中で培った技術を駆使した最高級の商品だということがわかり、本当に驚きました。

すぐそばにこんな工場があったなんて知らぬかった!まさに白糠プライド!

そして、その合板が庶路小中学校で使われるというわけです。

ますます楽しみになってきました!

大人の工場見学、大大大満足でした。

相談をすれば見学は可能ということですので、ぜひ町の子供達にも見て欲しいなと思いました。

お久しぶりに庶路小中学校(仮称:庶路学園)の建設現場の報告です。

1年前にはなにもなかったこの敷地
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土を掘り、基礎を作り、そこに骨組みをして壁を作り・・・

今はこうなっています。
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1年です、1年。

人ってすごいですね。

建物がたっていく様子をこんなに間近で見たことがなかったのですが、本当にすごいです。

今は骨組み、壁、天井が出来て、内装工事がどんどん進んでいます。
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この窓枠やドア、カラフルでとっても可愛いです。

玄関のサッシも入り、いかにも学校の玄関という雰囲気になってきました。
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そして、面白いのがこれ。
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なんだと思いますか?
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これはエレベーターです。壁が丸く、円柱型なんです。これも曲げ木の枠を作ってコンクリートを流すという難しい作業で造られました。

デザイン的にもかなり凝った造りになるそうです。

これからの1年ですべてが完成すると思うとドキドキします。楽しみすぎますね♪

4月からスタートした庶路小中学校の建設。

このところの雨に悩まされながらも着々と進んでいます。

基礎部分の工事が進み、いよいよ地上部分の工程に入ってたのですが、これがまたすごい!

「鉄骨建方」という鉄柱を建てる作業です。

体育館の壁になる場所に鉄柱を立て、梁を渡していくのですが・・・
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鉄柱の高さ、伝わるでしょうか。約12m

この鉄柱の上になんと!
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人が立っているのです。


この状態でクレーンで運ばれてくる鉄骨を受けます。
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そして固定。
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巧みにロープをあやつり・・・
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また受ける。
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これ、神技じゃないすか。

遠くから見ながらドキドキです。

現場ではこんなすごいことが日々行なわれています。本当にすごいです。

こういうすごい現場を早く子供達にも見てもらいたいなぁ・・・。

前回は4月にお伝えした庶路小学校の建設。

日々、着々と作業が進んでいます。

前回はこのような感じでした。
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深く掘ったところに枠をいれ、そこにコンクリートを流し込み、土台を作る。

それがこうなりました。
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深さ8mあったところにも土が入っているので、すべて同じ高さに見えますね。

そして、奥のほうにもどんどんと木枠が出来ています。
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その木枠にもコンクリートが入り、
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コンクリートの周りに土を入れて埋め戻した結果
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こうなりました。

あんなに背の高いコンクリートがあったのがウソのようですよね。本当にすごいです。

そして、体育館になる敷地のところはまた見た目が違います。
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固い岩盤があった場所なので深く掘ることはしていません。

体育館の壁になるところにどんどん鉄筋の柱を立てていっています。
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校舎のほうはこちら
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ここにパネルを設置していきます。
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地中蓄熱式の床暖房のパネルだそうです。

くしろの冬には大事な設備です。

そのあとはまたコンクリートで固めていきます。

基礎も出来、今度は建物が上に延びていくことになりますので、足場も組まれました。
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まだそれほど高さのない「地足場(じあしば)」です。


この建物が出来るまでの2年間に組まれては解体される足場がいくつあるのでしょう。想像すると気が遠くなりますね。
そのためにたくさんの役割分担があって、たくさんの職人さんがいるわけです。この現場に関わる人はいったい何人になるんでしょうね。

さて、建築現場ではこのようにたくさんのコンクリートを使いますが、使用しているコンクリートの強度を調べる検査があります。

ミキサー車から実際に使うコンクリートを採取します。
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これを決められた型に入れ、
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型から抜きます。
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当然、固まっていないコンクリートは崩れるのですが、
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この崩れる高さや温度を調べます。

ほかにも2本の型に流し込むので、それを決まった条件のもとで固め、後日、その固まったものに圧力をかけ、強度を確かめます。

使っている材料に問題がないかどうかも常に確認しながら進めているというわけです。

いろんな経験をしてきたつもりの私でしたが、建築現場には学ぶことがいっぱいです。

こうなったら、、、目指そうかな、建設業界。

うそです。


つづく。

庶路小中学校は西庶路地区の高台にあります。標高30m、災害時の避難所として安全な高さになっています。

敷地はこんな感じです。


海が見渡せるとても見晴らしのよい場所です。
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広いなぁ、平らだなぁと感心しているヒマはなく、あっという間に工事がスタートしました。

まずは基礎を作るために掘削がスタートしました。(これを根伐-ねぎり)というそうです。
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場所によって土の質がまったく違うので、その地盤の強度によって掘る深さもまったく違うのです。

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この真っ黒いの、なんだかわかりますか?

実はこれ、石炭なんです。1mくらいの層になっています。
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白糠に炭坑があったことも納得ですよね。

燃料に困ったらこれを燃やせばいいかしら・・・。

一番深いところはなんと!8m以上も掘りました。
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人が小さく見えます。

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この底に作った正方形に固めたコンクリートが基礎部分になるところで「捨てコン」といいます。基礎の基礎です。

これに合わせてコンクリートを流しこむためのラップル枠を組み立てます。
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が、しかし、一番深いところに組み立てるのは大変なので、これを地上で組み立てました。
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そして、これをクレーンで吊り上げて設置、というすごい作業です。
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この日は風も強かったので見ているのもヒヤヒヤです。

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この大きな枠を人の目と力で底の捨てコンの位置に合わせて設置するという・・・神業。

高さの違う3つの枠を次々と設置していきました。
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きれいにおさまりました。本当にすごいです。

そして、これにコンクリートを流し込みます。
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流し入れながら振動を与え、中の空気を抜いて密度を高めます。

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これは枠にゆるみがないかをチェックしているところ。

足場を組み、枠組みし、コンクリートを打ち、それをならす。一連の流れの中にそれぞれの担当のプロの技術が集まっているんです。
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このコンクリートが固まり、校舎の基礎となるわけです。

校舎全体で基礎に使うコンクリートの量は320立米。ミキサー車80台分くらいになるそうです。

ちなみに、ここまでの工程にかかった時間はなんと5日間です。すごい早さです。

空き地だったはずの場所があっという間に変わっていきます。

これからも日々の変化を見逃さないようにしなければ!

プロフィール

Gab

Author:Gab
縁あって白糠町で働くことになり、
2011年5月に引っ越してきました。

白糠町、そして釧路管内の魅力をたくさんご紹介したいと思います。

※現在、ブログへのコメントは承認制とさせていただいておりますのでコメントの表示に少し時間がかかる場合があります。
どうかご了承下さい。

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